【野球】

スポーツは、どんな種類であれ人を熱くするものだと思う。
WBCで、野球に興味が無かった人でも、「日本が勝った」と盛り上がったのがいい例だ。
僕はサッカー、ラグビーカーリング、マラソンなどスポーツは大体なんでも見るが、
やはり一番好きなのは野球だ。
おとといの高校野球、関西ー早稲田実業の試合は、僕の心に久しぶりに野球の高揚感を思い出させてくれた。
僕は乱打戦よりピッチャーの投げ合いが好きだ。早実のエース斉藤と、関西のエース、ダースの投げ合いは感動した。
僕は、この言い方は好きではないが「高校生らしい」ピッチャーが好きだ。
例えば去年の夏の甲子園に出た鳴門工のエース田中暁である。
このピッチャーは徳島県予選から負けた甲子園準決勝までずっとたった一人で投げ続けた。合計投球数は900球を超えていたと思う。
そんな事を、斉藤を見ながら思い出した。
結果は引き分け再試合。前の引き分けは、花咲徳栄東洋大姫路(あの時はアンといういいピッチャーがいたなぁ。)の試合以来だ。
再試合は、終盤のシーソーゲームが僕のテンションを上げさせた。
8回の関西の逆転2ラン。そのあとの早実の逆転。それを引き起こした関西ライトの痛恨の後逸。
9回2アウト満塁、バッター四番対エースのこれ以上ないドラマチックな展開は、一球も
目が離せない、文字通りの「手に汗握る」勝負だった。
結果はキャッチャーフライ。早実が勝った。
試合終了と共に球場には雪が降ってきた。
あんな試合はプロ野球ではそう見れる物ではない。この一球で勝敗が決まるという状況にプロ野球はなっていないからである。
そういう意味では、アマチュア野球の醍醐味を、この試合で見せてもらった。
それでは。