【音楽】

音楽自分史 其の弐


中学3年になった。そして、母とHTさんが職場で知り合いになる。
その頃僕は、「Going Under Ground」を聴いていた。
聴くようになったきっかけは、ミスター監督の「銀のエンゼル」である。
この映画のOPと主題歌にそれぞれ「トワイライト」と「さえないブルー」が使われていて、いいなぁと思ったのである。
そして借りたのが、「ハートビート」というアルバムである。
このアルバムと続く「h.o.p.s」は僕の中での名盤である。その後はあまり聴かなくなってしまった。


ある日、母が仕事から帰り、「HTさんという面白い人がいる。で、「キングクリムゾンは必ず通る道だ。」と言っていた。」と言うのである。
とりあえず、次の日、「クリムゾンキングの宮殿」と、NIN(Nine Inch Nails)の「The Downward Spiral」
を借りた。このときは、宮殿もNINも「まぁまぁかな」と言う感じであった。


この頃になると、クラブもクラスも楽しく、精神的にも余裕が出てきた。
そしてこの時期、前に買っていた「ゆらゆら帝国」のベスト(ゆらゆらは5年生の時に好きになった)に再ハマリする。そのまま新作「Sweet Spot」と聴き込む。


そして、夏休み。僕の運命を変えた番組「ヘビメタさん」の存在を知る。
最初に見た回は、「Sex Machineguns」が出ていた。この回が面白く(ヘビメタさん絶頂期ではないかとおもう。)、次の回も見ようと思った。
そして次の回、ゲストは「Paul gilbert」。箱の中に入っているボールに書いてあるアルファベットから始まるHR/HMアーティストの曲を弾く。という対決を、Marty Friedmanとしていた。(ここアメリカかよ…)そして、「M」が来た。マーティは、ふざけで「メ…タリカ!」と言い放ち、「Seek and Destroy」を弾いた。もちろん後にちゃんとMegadethの「Holy Wars」を弾いた。そしてポールがMr.Bigの「GREEN-TINTED SIXTIES MIND」を弾いた時、衝撃を受け、「この曲弾きてぇ!!」と思った。次の日からギターを持ち、ひたすら画像を見て見よう見まねで練習し続けた。


この回でHR/HMへの基盤ができ、次の回でプログレへの道が出来るのである。
今日はこの辺で。
それでは。