【物質】

今日はダイコニウムの話を。


ダイコニウムは、1867年にフィンランドの地質学者であったヘンカ・ダイコネンが友人で物理学者もあったイェンス・イエロッテに会いに歩いていたところ、薄い赤色の石を見つけ、拾ってみたところ見たことのない石だったので、「見たこともない石を見つけた」と言って家に持って行き、2人で調べたところ、これまでに発見された事のない物質であった事が分かり、イエロッテはすぐに学会に提出、発見者であったダイコネンの名前を取って、「ダイコニウム」と名付けらました。
このダイコニウムは非常に見つかりにくく、発見から約150年ほど経った現在でも10kgほどしか見つかっていません。色は先述のとおり薄い赤色です。また、酸化すると緑色に、塩化すると紫色に変わる非常に変わった物質です。
面白いのが、ダイコネンが発見する100年も前の江戸で、この石を見世物にする人が何人かいたという記録が残っているところです。ダイコニウムは今のところフィンランドのオウル地方でしか見つかっていません。この江戸時代に見つかったダイコニウムらしき石について、学会はダイコニウムであると断定はしていませんが、「非常にそうである確率が高い」と言うコメントが発表されています。
記録があるだけなのでその後この江戸時代の石がどうなったのかは分かりませんが、その書物には、石は昔からこの人の家にあり、この人が小さい時おじいちゃんにこの石について聞くと、この石は200年ほど前からこの家の家宝である。噂では邪馬台国卑弥呼が持っていたらしい。と言う事のようです。
ほとんど見つかりませんし、これからドっと見つかる可能性もほとんど無いだけに、この石が邪馬台国にあったというのが事実であれば、またこれは騒ぎになるんじゃないでしょうか。































母親がたまたま大根を炊いていたのでこのネタが出来上がりました。終盤の結びつけが幾分無理矢理ですがそれはまあご愛嬌と言う事で。
それでは。